フリーランスとしての開業を決めたら準備するもの

フリーランスとしての開業を決めたなら、いよいよ事業用に必要なものを準備していきます。
ここでは、フリーランスとして独立して成功するための、実際に開業届を出す前に準備しておきたいものについてご紹介します。

事業用口座

フリーランスとして働く場合、個人用口座と事業用口座は分けておきましょう。
分けなくてはならないという決まりはなく、帳簿さえしっかりつけておけば分けなくても問題はないのですが、初心者にとって1つの口座で個人用と事業用の収入・支出を管理することは非常に難易度が高いのです。
最初から分けてしまえば、事業用口座のみ帳簿と照らし合わせて収入・支出を管理しておけば良いのでわかりやすいです。
また、青色申告ソフトには事業用口座を登録することで自動帳簿する機能もありますので、そういった機能を活用することで、自分の帳簿の負担を減らすこともできます。
事業用口座を開設するときは、開業で必要となる設備購入用経費分もその口座から引き落とせるように、予め事業主借として必要な金額を入れておきましょう。

事業用クレジットカード

クレジットカードに関しても、口座と同様に事業用に分けておきましょう。
事業用口座に紐づくクレジットカードを1枚作っておき、事業に必要な支出時にそのクレジットカードを使用することで、口座からクレジットカード引き落としがあった際には金額の100%が事業用経費であると明確に判断できます。
引き落とし先は、事前に作っておいた事業用口座に設定しておきましょう。

事業用の印鑑

事業用の印鑑は開業前に用意しておきましょう。
クラウドソーシングサイトを利用する場合は、事業用印鑑はそれほど使用頻度の高いものではありませんが、稀に判が押された契約書や請求書、領収証を求められることがあります。
また、開業届けには判を押す場所がありますので、そこで事業用印鑑を押せると、開業時から事業印をすべて統一することができます。予め準備しておくと良いでしょう。



青色申告ソフト

フリーランスとして働く場合、確定申告は自分自身で行わなくてはなりません。その際に必要となるのが白色または青色の申告です。近年では、控除額が大きいかわりに複式簿記が必要となる青色申告であっても、ソフトを使うことで非常に簡単に帳簿付けすることができるようになっています。フリーランスとして働くのであれば、青色申告ソフトを使用して65万円控除である青色申告を受けることをお勧めします。
青色申告ソフトは、初年度は無料で使うことができますので、自分が使用したい青色申告ソフトの公式サイトからアカウントを取得して、ログインできることを確認しておきましょう。使い勝手がよくお勧めなのは「やよいの青色申告」です。
初年度の帳簿付けは無料で行うことができますが、年度末の確定申告用の帳票をするにはアカウント更新に伴う年会費の支払いが必要になります。



営業用の名刺とパンフレット

事業を開始する前に、自分の名刺と相手に自分の事業を知ってもらう簡単なパンフレット(A41ページのチラシで良いです)を用意しましょう。
クラウドソーシングサイトを使う場合でも、クライアントによってはネット上だけのやり取りではなく、契約前の面接として一度会うことを希望される方、打ち合わせは直接会って行うことを希望される方、契約後も顔合わせと定期報告だけは直接会いたいと希望される方など様々なクライアントがいらっしゃいます。
そんな時に、相手に自分が渡すものが無いというのは印象が悪いです。少なくとも自分の名前と連絡先が入った名刺を渡しましょう。また、自分がどういった事業を展開している(する予定)なのかを記載したパンフレットを用意しておき、クライアントに渡すことも営業に有利に働きます。特に、面接で初顔合わせの場合は他の方よりもあなたのことを印象づけることができますし、クライアントは会社に帰った後もあなたのパンフレットを確認することができます。
実際に事業を始めるとすぐに営業に忙しくなり、こういった事務用品の準備は後回し後回しになってしまいます。なので、事業を始められる前に準備しておくと安心して営業に臨むことができますのでおすすめです。まだ名刺、パンフレットを用意されていない方はぜひ用意しておきましょう。



クラウドソーシングサイトのマイページ

フリーランスとして案件を探して営業をかける前に、クラウドソーシングサイトのマイページを拡充させておきましょう。あとで差し替えても良いので、まずは顔となるアイコンを用意して設定し、プロフィールやPRメッセージはしっかりと記入し、スキルもできるだけ細かく記載しておきましょう。また、入力できるものがあれば、制作実例も掲載しておきましょう。入力項目が充実していればしているほど、受注時に有利に働きます。

おすすめのクラウドソーシングサイト2選

私が実際に使った中で、初心者の方におすすめのクラウドソーシングサイトを2つご紹介します。
初心者からベテランまで、この2つに登録しておけば、
正しい提案方法と営業のコツさえつかめば、どちらか一方のサイトだけでもサラリーマンと同等以上の収入を得ることができます。

クラウドワークス

ランサーズに並ぶ、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
ランサーズと比較するとサイトの運営年数は若いですが、案件の種類と数を比較するとランサーズと同格またはそれ以上のサイトであるということがわかります。
信頼性が高く、利用者も多いサイトですので、フリーランスとして働く上では、まず最初にクラウドワークスのアカウントは取得しておくことをお勧めします。
案件の傾向としては幅広い業種を取り扱う総合型のクラウドソーシングサイトです。経験不問のタスク案件も非常に多く取り扱っていますので、初心者の方はクラウドワークスを利用して経験を積むのが良いでしょう。もちろん、大規模な案件も数多く揃っていますので、大型案件に狙いをつけているフリーランサーさんにもおすすめのサイトです。



ランサーズ

クラウドワークスと並ぶ、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。案件の種類と数が多く信頼性の高いサイトであるため、フリーランスとして働く上ではランサーズのアカウントも取得しておくと良いでしょう。
案件の傾向としてはどの業種も数多く揃っている総合型のクラウドソーシングサイトですが、クラウドワークスと比べると、若干システム・プログラムといったIT開発に寄っている印象を受けます。ランサーズにしかない案件も数多く存在しています。
案件規模は小さいものから大きいものまで幅広く、実績を数多く積みたい方にも大型案件をピックアップして受注したいという方にもおすすめです。



クラウドソーシング「ランサーズ」


事業に必要な設備

自分が営業を開始し、案件が取れ次第すぐに着手できるように、事前に必要な設備の手配をしておきましょう。
どの事業に何が必要なのかは以下の記事をご覧ください。
フリーランスのライターとして働くために必要な基礎知識
フリーランスのグラフィックデザイナーとして働くために必要な基礎知識
フリーランスのWEBデザイナーとして働くために必要な基礎知識
フリーランスのHTMLコーダーとして働くために必要な基礎知識
フリーランスのシステムエンジニアとして働くために必要な基礎知識
フリーランスのプログラマとして働くために必要な基礎知識

それぞれの業種で必要となる、デスクやパソコン、プリンター、必要となるソフトウェアのライセンスなど、必要なものを用意した事業用クレジットカードを使って手配します。

まとめ

いかがだったでしょうか。開業を決めて、いざ開業届を出す前に準備しておくと良いことをまとめました。
フリーランスとしての独立を決めて、気が逸る気持ちはよくわかりますが、しっかりと事前に準備しておくことで、実際に仕事に着手したときに、案件に全力で取り組むことができるようになります。
逆に、準備が適当なまま仕事を始めてしまうと、その都度必要なものに駆られてバタバタになってしまいます。
どうしても事務に気を取られて、制作に集中しきることが難しくなります。
他のことに気を取られながら案件に取り組めば、当然成果物のクオリティに響いてきます。
そして、クオリティが落ちればクライアント評価が下がり、次の営業時の足枷になってしまうという悪循環がおきてしまうのです。
案件に全力で取り組み、クライアントに120%満足してもらうことが、あなたの次の案件へつながる最短の道のりです。事前にしっかりと準備をしておきましょう。

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