あなたが仕事でハラスメントを我慢をしなくても良い理由

あなたは今、本当に満足して働いていますか?
本当に満足のいく仕事とは、あなたが属する企業の「仕事の内容」「収入」「査定・評価」「対人関係」「環境」「ワークライフバランス」に対してあなた自身が納得できる仕事です。
仕事である以上、我慢しなくてはならないと思っていませんか?
確かに、世の中にはあなたがより強く成長するために必要な我慢もあります。
しかし、同時に我慢しても何も生み出さないような、する必要がない我慢もあるのです。それがハラスメント行為です。
ここでは、あなたが仕事でハラスメントを我慢しなくても良い理由について見ていきます。

あなたは本来であれば不要な我慢をしていませんか?

「組織の中で働くためには我慢が必要」
確かに、組織の中で働く以上は組織のルールに従う必要がありますから、折衝や譲り合い、トラブル時にはクライアントからのお叱りにも耐えることが求められます。これらは人と人、企業と企業がぶつかり合うことで、話を次に進めたり、集団で何かを決定したり、自分たちの仕事に責任を負うために必要となる我慢です。
しかし、不必要な我慢というものもあります。
例えば、パワーハラスメントやセクシャルハラスメント、職場のいじめを始めとするモラルハラスメントはあなたが耐えなければならないものでしょうか?そんなはずがありません。
こういったハラスメントに対してあなたが我慢することは、あなたの身体や精神を蝕むだけではありません。あなたという人材の能力を100%発揮できないことにより、あなたが本来生み出すはずだった成果を少なくしてしまうのです。
何も生み出さないばかりか、あなたや会社自体に損益を与えるような事象に対しては我慢せずに、信頼がおける方や組合員の方に相談・告発することが大切です。告発のメリット・デメリットと気をつけたい点については後ほど記述していきます。

「大人は我慢するものだ」の言葉に隠れた間違った認識

「大人は我慢するものだ」よく耳にするフレーズです。しかし、あなたはこの言葉の本当の意味を深く考えたことはありますか?この言葉を使っている側も、どうして「大人は我慢するもの」なのか、どこまで我慢するものなのかを考えて使っているでしょうか?残念なことに、近年ハラスメントが蔓延する社会では「大人は我慢するものだ」というフレーズがハラスメントを許容するための方便としてつかわれているケースが多いのです。
しかし、組織の中での「我慢して当たり前」という空気がその間違った認識を助長させています。大人だからといって、理不尽な我慢をする理由はどこにも無いのです。

ハラスメントの本質と起きる理由

ハラスメント問題の背景にあるのが「経営環境の変化」「従業員の思想の変化」「社会認知度の変化」と言われています。(詳しくは「職場でハラスメントはなぜ起こるのか?ハラスメントの本質と起きる理由について」記事をご覧ください)

あなたがハラスメントを我慢しなくても良い理由

ハラスメントを我慢するより、解決するために行動した方が得るものが多いから

「辛い経験も学びになる」と励ます方もいますが、学びを得ることに対しての対価があまりにも大きすぎます。仮にハラスメントから学ぶことがあったとしても、それを得るためにあなたの心に大きな負担がかかり、病んでしまっては得るものよりも失うものの方が圧倒的に多い結果になってしまうのです。
ハラスメントにただただ耐え忍ぶことよりも、辛い経験を打開するためにどんな行動をするべきなのか?を一生懸命に考えることや、実際にどんな行動をすることで自分に起きている問題を解決できたのか、ということの方が得られるものは多いのです。そうして得られた経験は次につながります。あなたが別のハラスメント被害にあった時にはより素早い解決ができるようになりますし、周りにハラスメント被害で困っている人が居れば、経験をしているあなただからこそ、その人に手を差し伸べることができるのです。

あなたと、あなたに関わる人を不幸にしてしまうから

職場のハラスメントによってあなたの体や心が不健康になることは、あなたの私生活にまで影響を及ぼしてしまいます。あなた自身も辛いですし、あなたの家族や友人たちも、あなたの不健康な姿をみて辛い思いをするのです。
あなたは何のために働いていますか?多くの人は自分自身や家族のために働いているのではないでしょうか。自分や家族を幸せにするための手段として働いているのに、働くことで自分や家族が辛い思いをすることは本意でしょうか?
もちろん、仕事である以上、会社の中で面白くないことだってあります。組織の中で生きていく以上、苦汁をなめる思いで耐え忍ぶ必要に駆られることもあります。しかし、私生活に影響が出るような大きな問題は、明らかにあなたのキャパシティを超えた問題です。そのような問題は一人で抱え込んでも解決することが難しいので、限界を迎える前に周囲の人に辛いのだというサインを出しましょう。
そうは言っても家族や友人に心配はかけられないから誰にも話せない、という方は、ハラスメント専門の相談窓口を利用することを検討しましょう。プライバシーを守ってくれますので、身近な人には悟られずにハラスメントの相談をすることができます。

企業に取ってあなたが気持ち良く働けない状況はデメリットでしかないから

ハラスメントは、あなたの体と心を蝕むだけではなく、企業側にとっても悪影響をもたらします。
企業に属する多くの人は固定給ですが、あなたの能力を100%引き出せていようがいまいが企業は同じ金額を支払います。
あなたにとっては、自分の力が発揮できない状況は、「自分の能力も活かす仕事もできず、収入も少ない」「この企業での将来性が心配」「この企業に貢献する意欲がわかない」といった負の感情を抱えることとなります。
しかし、本来、企業にとっての最高の状態とは、あなたに気持ち良く仕事をしてもらうことであなたの実力を100%引き出せる状態のことなのです。もっと言うのであれば、あなたに気持ち良く仕事をしてもらう中で企業に対する愛着心と仕事に対する意欲を持ってもらうことによって、企業の理念を実現するためにあなたが意欲的に仕事に取り組み、積極的にスキルアップして企業の成績に貢献したくなるような魅力を感じさせることが企業にとって一番利益があることなのです。
ただ、現実問題としては、たくさんの社員がいる中で、ピンポイントにあなたが気持ち良く仕事ができない原因がどこにあるのかを企業側は自発的に把握することが難しいのです。そのため自ら声を上げないとハラスメント問題は埋もれてしまいがちですが、本来、あなたにとっても企業にとってもデメリットにしかならないハラスメント問題は、我慢せずに打ち明けて良いことなのです。

どうしても会社からのハラスメントが無くならない時

内部告発を真剣に考える

あなたがハラスメントによって辛い思いをしていて、そのハラスメントが解消される目処がたたないときは、内部告発に備えておきましょう。本当に告発するかしないかは後で決めれば良いのです。まずはしっかりと事前に準備をしておき、「状況を改善するには告発しかない」と思った時にすぐに行動に移せるような状況を作っておきましょう。
具体的に何をしておくと良いのかは、こちらの「あなたがハラスメント被害に遭った時にやっておきたい3つのこと」をご覧ください。

転職を真剣に考える

近年は転職に有利な社会情勢となっています。そのため、転職が当たり前のこととして浸透してきており、実際に転職の難易度が下がっています。
とは言っても、転職は勇気が要ることです。ご家族がいる場合はご家族の理解も必要になりますし、人によっては「自分さえ我慢すれば・・・」と考えてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、よく考えてみてください。ハラスメントがなくなる目処がたっている場合なら「今」を我慢すれば良いので、「今」を乗り切れば心のケアをすることができます。しかし、ハラスメントがなくなる目処がたっていないのであれば、それはあなたが定年を迎えるまでの間、心のケアができない状態で心に負担をかけ続けることになってしまいます。いくら丈夫な方であっても、さすがに疲弊してしまいます。そして、あなたがとても強い方でまだ大丈夫だと思っていても、体が先に限界を迎えてしまうと一気に心の病気にかかってしまうこともあります。
心が疲弊して病気になってしまってからでは、転職することの難易度が急激に上がってしまいます。まだあなたが健康なうちに、すでに病気の方は症状がこれ以上悪化する前に、一度真剣に転職を検討してみてください。



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